デボラのミステリー-イベント攻略

デボラ
こんにちは、マディー！今日は来てくれてうれしいわ。

マディー
もちろんですよ。デボラさん！手伝えることがあれば何でも言ってください！

デボラ
その言葉が聞けてうれしいわ。だって、これから一大イベントが始まるもの！

マディー
一大イベント？

デボラ
私のショクダイオオコンニャクが花を咲かせるのよ！

マディー
ショクダ…何なんですか、それ？

デボラ
私の死体花のことよ！ついに花を咲かせるの！10年越しの出来事だから…世界中に披露しないと！

マディー
死体花！？

マディー
確かに美しい花ですね。

デボラ
ええ、そうでしょう？とても高く、力強く育って、長い年月を生きるのよ…

デボラ
「死体花」なんて名前のせいで、その美しさに目もくれない人が多いけどね。

デボラ
…

デボラ
名前を意識しすぎて本当の自分を見失っちゃだめよ、マディー。

デボラ
名前なんて、人間が作ったレッテルにすぎないわ。本当の自分を決めるものではないの…

デボラ
名前なんかにこだわっても無意味よ。

マディー
それってどういうこと？デボラさんは自分の名前が好きじゃないとか？

デボラ
さて…これで終幕ね。次の花が咲くまで、また10年も待つ必要があるわ。

マディー
でも、待っていたら必ず咲くんですよね？

デボラ
私だったら…そんなに長く待たないでしょうね。

マディー
えっ！？どういうことですか？

デボラ
ショクダイオオコンニャクは10年に1度花を咲かせるけど、数日後には枯れてしまうの。

デボラ
過去に囚われることなく、より良い未来に向けて歩んでいく…そして10年後の来るべき日に、その花を掴むのよ！

マディー
それって…今を楽しむ…つまり、「カルペ・ディエム」ってことですか？

デボラ
その通りよ、マディー。そういうこと…

デボラ
マディー！間に合ったわね！他でもないあなたのために、助っ人を呼んできたのよ！

マディー
ええと…結構です！今回はハンクの助けは必要ありませんから…

デボラ
あら、助っ人はハンクのことじゃないわ！あの子、アート作りで忙しいから。

マディー
アートって…もしかして、ハンク自身のことですか？

デボラ
だって彼の体はアートそのものだもの…

マディー
デボラさん？

デボラ
いけない！つい想像に夢中になっちゃったわ。私が呼んだのはイケメン海洋生物学者のエンリケよ！あなたのボーイフレンドでしょ？

マディー
え、エミリオが！？彼、ボーイフレンドじゃありませんから！

マディー
こんにちは、エミリオ！デボラさんに無理やり連れてこられて…大変ね。

エミリオ
そんなことありませんよ、マディー。デボラさんも、とても困っていたようですし。

デボラ
よく来てくれたわ、エミリオ！さあ座って！お2人さん！紅茶を持ってくるから、ティータイムを楽しみなさいな。

マディー
で、デボラさん？何をしてるんですか？

デボラ
いいから言った通りになさい！

エミリオ
デボラさんは大丈夫でしょうか？

マディー
さあ…死体花の開花のせいで、最近ずっとあんな調子だから。

エミリオ
ショクダイオオコンニャクですか。それは興味深い！

マディー
あなたも植物に詳しいの！？

エミリオ
いいえ、私はサッパリ。植物学者だった母が、庭の植物をとても愛でていたので覚えていたんです。

マディー
あら…そうなの…？

エミリオ
いえ！実は違うんです！母は転職して…今は旅客機のパイロットをしています！

マディー
興味深いわね…

マディー
すごい！

マディー
とても…強い臭いですね！

デボラ
美しい花を愛でられるなら、安いものでしょ！

ウルスラ
この臭いが服に染み付いたら、家に入れなくなるね…

ウルスラ
デボラの改良版ホープベリージュースを家にしまっていた時も、1ヵ月も臭いがとれなかったんだから！

マディー
レッドカーペットを敷いたんですか？

デボラ
だって今日は特別な日だもの！

マディー
盛り上がっているところ悪いですけど…ただの花ですよ？

デボラ
マディー…死体花はただの花じゃないわ！私が長年丹精を込めて育ててきたものなの…

デボラ
死体花はいわば、「美はどんなものにも宿る」ことの証明なの。たとえ、どんなにありえない場所でも美は産声をあげるのよ。

デボラ
それに、ここをオシャレに飾って何が悪いの？

マディー
フルール・ド・リスの形をしたトゲトゲ…何かテーマがあるんですか？

デボラ
もちろんよ！私はヨーロッパの高貴さと建築様式を敬愛しているの。20代の頃はヨーロッパの国々を旅して回ったわ。あるものを探してね…

マディー
あるものって何ですか？

デボラ
…え、何か言った？ああ、探しもの…それはもちろん「愛」よ！

マディー
そうですか…